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世界の大河で何が起きているのか
河川の開発と分断がもたらす環境への影響
エレン・ウォール 著
, 穴水 由紀子 訳
定価
4,180 円 (本体3,800 円+税)
ISBN 978-4-907600-36-5
発売日 2015/11
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・ 目次,第1章
概要
本書で著者は、川とはいったいどういうものなのかを具体的に説明するために世界の河川のなかから10本の大河を選び、人間が川に押しつける変化がいかに川を劣化させ、ひいては、川を頼りに生きるあらゆる生物をいかに疲弊させうるかを探っている。これら10本の大河は、世界屈指の大河流域に見られる気候、地勢、生物の多様性を具体的に示してもいる。これらの川は、ただ大きいということだけではなく、周囲の景観や生物群集を形成する上で重要な役割を果たしているという点で共通している。著者は、それぞれの川を理解するための基礎として、科学を重視している。読者を世界各地の大河を下る旅と、一見遠く離れた大河と大河をつなぐ旅にいざない、それぞれの大河の自然史と、その河川生態系に対して人間がおこなってきた河川改修の歴史を探ることが本書の目的である。河川の多い日本に対しても、多くのことを示唆している。
目次
はじめに
第1章 川はめぐる
第2章 アマゾン川 ―― ピンクドルフィンが泳ぐ川
第3章 オビ川 ―― 息絶え絶えの婆さまの川
第4章 ナイル川 ―― 砂漠の命綱
第5章 ドナウ川 ―― 美しき面影
第6章 ガンジス川 ―― 永遠に穢れなき川?
第7章 ミシシッピ川 ―― 過去と未来の川
第8章 マレー・ダーリング川 ―― さすらい歩いて、蹴躓く
第9章 コンゴ川 ―― すべての川を飲み込む川
第10章 長江 ―― 竜の手綱を握る
第11章 マッケンジー川 ―― 瀬戸際の川
第12章 衰えつつある流れ
訳者あとがき
参考文献
索引
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